運用保守の仕事は「書く」仕事が多い
運用保守SEとして働いていると、書く作業が思いのほか多い。
手順書のアップデート、障害報告書、朝のステータスメール、月次レポート。技術的な作業より、ドキュメント作成に使う時間の方が長い日もある。
しかも、フォーマットはだいたい決まっている。毎回ほぼ同じ構成で、中身だけ変えて書き直す。
これをClaude Codeに任せるようにしたら、定型作業の時間が劇的に減った。
使い方1:手順書の初稿を作らせる
新しい手順書を作るとき、最初の一文字目を書き出すまでが一番しんどい。
Claude Codeに「この操作の手順書を作って」と伝えて、操作内容を箇条書きで渡すと、フォーマット通りの手順書の初稿が30秒で出てくる。
あとは実際の環境に合わせて細部を修正するだけだ。0から書くより、修正の方がずっと早い。
特に「前任者が作った手順書をリニューアルしたい」という場面で効果が大きかった。古い手順書をそのまま貼り付けて「現代的な構成に書き直して」と言うだけで、読みやすい形に整えてくれる。
使い方2:障害報告書のテンプレートを埋めさせる
障害が発生した後の報告書作成は、時間がかかる割に価値を生みにくい定型作業の代表格だ。
時系列・原因・対処・再発防止策。この構成は毎回同じだ。
障害発生時のログや対応メモをClaude Codeに渡して「報告書形式にまとめて」と伝えると、構成を整えた初稿が出てくる。
「です・ます」か「だ・である」か、会社のフォーマットに合わせた調整も一言で指示できる。
使い方3:ヒアリング内容からドキュメントを起こす
現場でお客さんや上流から口頭で話を聞いたとき、後でそれをドキュメントにまとめる作業がある。
メモ書きをそのままClaude Codeに貼り付けて「要件定義書の形式にまとめて」と指示すると、読める形に整えてくれる。
箇条書きのメモが、きれいな構成のドキュメントになる。ここから細部を補完して仕上げるだけだ。
ただし、確認は必ず人がやる
Claude Codeが出した内容は必ず確認する。
運用保守のドキュメントは手順を間違えると障害につながる。生成された手順書を現場環境で実際に動作確認する工程は省かない。
あくまで「初稿を作る時間」を減らすツールだ。最終確認と責任は人間が持つ。
運用保守SEがAIツールを使う時代
数年前は「AIは開発者のツール」というイメージがあった。
でも実際に使ってみると、ドキュメント作成・情報整理・フォーマット変換など、運用保守SEの仕事こそAIの恩恵を受けやすい場面が多い。
「運用保守は地味」と言われることがある。でも、AIを使いこなした運用保守SEは、単価も質も上がる時代になってきた。
運用保守SEとしての実務スキルをどう整理するかは、noteでも書いている。
▼ note:フリーランスSEになって誰も教えてくれなかった損してた話
まとめ
Claude Codeで効率化できた定型作業3つ:
- 手順書の初稿作成:0から書かず、修正に徹する
- 障害報告書のまとめ:ログ・メモを渡して構成を整えさせる
- ヒアリングメモのドキュメント化:口頭情報を構造化する
最終確認は人がやる。でも「書き始める時間」はAIに任せる。この分担で、定型作業の時間がほぼ半分になった。
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