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夜勤SE運用保守SEキャリア

夜勤SEが3年壊れなかった理由|シフト制の体と仕事の付き合い方

2026-05-01

夜勤は「気合い」で乗り越えるものじゃない

異業種からIT転職した当初、最初の配属が夜勤ありのシフト制運用保守チームだった。

深夜0時〜朝8時のシフトが週に3連続することもあった。

「気合いでなんとかなる」と思っていた時期があった。

実際はならなかった。

1年目の終わりに「眠れない・疲れが取れない・気力がない」という状態が2週間続いた。

そこで気づいたのは、夜勤は「慣れる」ものではなく「設計する」ものだということだ。

睡眠の問題は「頭のスイッチ」の問題だった

夜勤明けに眠れない原因を「体質」だと思っていた時期がある。

違った。

夜勤SEの仕事は「常に何かが起きるかもしれない」という緊張感の中にある。その緊張感がシフト終了後も続いていることが、眠れない本当の原因だった。

睡眠薬より効いたのは「シフト終了後30分のデコンプレッションルーティン」だった。

  • 帰宅後すぐ着替える(仕事とOFFの切り替えシグナル)
  • 10分間、好きな音楽を聴く(何も考えない)
  • 「今日終わったこと」を3つだけノートに書く

これだけで、眠れない夜が週5日から週1〜2日に減った。

体内時計は「光」で設計できる

夜勤明けに「昼に寝て夜に起きる」生活リズムを作ろうとして、うまくいかなかった。

試行錯誤してたどり着いたのが「光の管理」だ。

体内時計は光に反応する。夜勤前の夕方に強い光を浴びると、体が「今が朝だ」と認識する。

実践した方法:

  • 夜勤前16〜18時:外か窓際で30分、強い光を浴びる
  • 夜勤終了後の帰宅中:サングラスをかけて光を遮断する
  • 帰宅後:遮光カーテンを閉めてすぐ就寝

これを続けると、夜勤明けの睡眠時間が平均3時間から5〜6時間に増えた。

夜勤中の「危険ゾーン」を把握する

深夜2〜4時は、人間の体が最も眠くなるよう設計されている時間帯だ。

この時間に判断が必要な作業を入れると、ミスが起きる。

自分が実践した時間設計:

| 時間帯 | ゾーン | やること | |--------|--------|----------| | 21:00〜0:00 | 集中ゾーン | 設定変更・複雑な作業 | | 0:00〜2:00 | 移行ゾーン | ログ確認・チェック系 | | 2:00〜4:00 | 危険ゾーン | 単独判断しない・記録のみ | | 4:00〜6:00 | 回復ゾーン | 軽食・翌日準備 | | 6:00〜8:00 | 引継ぎゾーン | 申し送り・サマリ作成 |

危険ゾーンに一人で判断する作業を入れないだけで、深夜のインシデント対応ミスがゼロになった。

燃え尽きる前に出るサインを知る

2年目の終わりに「燃え尽き寸前」まで行ったことがある。

サインは3段階あった:

  1. 「最近ミスが増えた気がする」
  2. 「仕事のことを考えるのがしんどい」
  3. 「休日も気が休まらない」

この3つが揃ったら黄色信号だ。

自分が取った対処:

  • 上司に「シフト調整できますか」と申し出た(思ったより通った)
  • 「完璧にこなさなくていい日」を意図的に作った
  • 「しんどい」と言える相手を1人だけ作った

燃え尽きは弱さじゃない。設計ミスだ。

サインを早めにキャッチして、設計を修正する。それだけで続けられる。

夜勤経験は「市場価値の武器」になる

夜勤・シフト制の経験を「ハンデ」だと思っていた時期がある。

違った。

24時間365日動くシステムを守った経験がある設計者は、現場での信頼が違う。設計書の1行を変えるとき、深夜2時の現場でそれがどう影響するかを体で知っているからだ。

フリーランスになって上流案件に入ったとき、お客さんに言われた。

「夜勤の運用経験がある設計者は珍しい。現場の話が通じて助かります」

夜勤の経験は、上流転換の武器になる。


シフト制・夜勤SEのリアルな体験はnoteでも詳しく書いています。

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