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AI活用インフラSE仕事効率化

インフラSEがAIツールを使ってみた正直な感想【現場視点で評価する】

2026-04-30

「AIで仕事がなくなる」は言いすぎだと思う

「エンジニアの仕事はAIに奪われる」という話は何度も見た。

インフラSEの自分が実際に使ってみた感想を先に言うと:一部の作業は劇的に速くなったが、現場の仕事の大部分は変わっていない

変わったところと変わらなかったところを、正直に書く。


AIツールで変わったこと

①ドキュメント作成が速くなった

手順書・設計書・議事録。これらの作成時間が体感で半分以下になった。

たとえば移行手順書を書くとき、これまでは「構成を考える→書く→見直す」というフローに2〜3時間かかっていた。

今は「構成のたたき台を作って」とAIに出してもらい、そこに実際の環境固有の情報を加える。そのほうが速い。

**ポイントは「AIに最初から書かせない」こと。**たたき台を出させて、自分が加筆する。このやり方が一番効率がいい。

②調べ物が速くなった

コマンドのオプションを確認したいとき・エラーメッセージの意味を調べたいとき、検索より速く答えが得られるようになった。

「RHEL8でsystemctlのログを過去30日分絞り込んで確認するコマンド教えて」と聞けば、即答が返ってくる。

Googleで検索すると、複数ページを読んで必要な情報を探す手間がある。AIに直接聞く方が速い。ただし、情報が古い場合や間違っている場合があるので、本番作業の前は必ず公式ドキュメントで確認する

③コードが書けるようになった

インフラSEはプログラミングが本業ではない。でも業務でシェルスクリプトやPowerShellを書く場面は多い。

以前はシェルスクリプトを書くたびに「こう書いてよかったっけ」と確認しながら進めていた。今はAIに「〇〇するシェルスクリプトを書いて」と頼んで、動作確認してから使う。

このブログ自体も、Claude Codeを使って自分でゼロから作った。フロントエンドの経験がほぼないのに、1日で公開できた。


AIツールで変わらなかったこと

①現場固有の判断

本番環境に触れるとき、「このコマンドを実行していいか」の判断はAIにはできない。

  • このサーバーは何に使われているか
  • ここで作業すると何に影響するか
  • この変更をいつ実施するのが安全か

こういう判断は、現場のコンテキストを持っている人間にしかできない。AIに「この手順で問題ないか確認して」と聞いても、環境固有の情報がないと的外れな答えが返ってくる。

②顧客との交渉・合意形成

エンドユーザーや顧客との打ち合わせ、要件の擦り合わせ、障害時の説明。これはAIには代替できない。

むしろ、AI活用が進んだ結果として「その場の判断・説明・交渉できる人間の価値が上がっている」と感じる。

③責任を持って動く、という部分

「この設計で問題ないか」の責任は、最終的に自分が持つ。AIの出力はあくまで参考情報だ。

設計書や手順書を「AIに書かせたもの」としてそのまま提出すると、レビューで指摘されたときに対応できない。自分の言葉で説明できる内容だけを書くのが鉄則だ。


実際に使っているAIツール

Claude(claude.ai / Claude Code)

  • ドキュメント作成・コード生成・コード修正
  • Claude Codeはターミナルで使えるため、コードを直接編集してくれる

ChatGPT

  • 調べ物・情報整理
  • ブレインストーミング

GitHub Copilot

  • コーディング中の補完
  • インフラSEとしての使用頻度は低め

インフラSEがAI活用で意識していること

「AIに任せる」と「AIを使う」は違う。

任せると、自分がブラックボックスになる。AIが何かを間違えても気づけない。使うは、自分が考えた結果をAIで補強する感覚。こちらの方が仕事の質が落ちない。

インフラの仕事では、ミスが本番障害に直結する。AIの出力を自分でレビューできないなら、その出力は使えないと思っておく方がいい。


まとめ

AIツールがインフラSEの仕事を変えた点:

  • ドキュメント作成が速くなった(たたき台を出させて加筆するスタイル)
  • 調べ物が速くなった(ただし本番前は公式確認)
  • コードが書けるようになった(フロントエンドまで手を出せるようになった)

変わっていない点:

  • 現場固有の判断は人間にしかできない
  • 顧客との交渉・合意形成は変わらない
  • 責任を持って動く部分はAIに渡せない

インフラSEとしての専門性はそのまま使いながら、AIで補強できる部分を補強する。そのバランス感が大事だと感じている。

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