フリーランスになっても収入は「一本柱」だった
フリーランスSEになった当初、収入はメイン案件の一本だけだった。
「フリーランスになったんだから複数の案件を掛け持ちすればいい」と思っていたが、実際には難しい。現場常駐が基本のインフラSEは、平日の昼間は現場に縛られる。副業をやる時間が取りにくい。
そのまま何年か経ってから気づいた。メイン案件が止まったら収入がゼロになるリスクをずっと抱えていたことに。
フリーランスSEが副業を始める理由
収入の複数化以外にも、副業を始めた理由がある。
スキルのアップデート
メイン案件だけをこなしていると、同じ技術・同じ作業の繰り返しになりやすい。副業としてWebサイト制作やツール開発に手を出すことで、新しい技術を実際に使う機会が生まれる。
このブログ自体も、副業の実験として始めたものだ。Claude Codeを使ってサイトを作りながら、フロントエンドの基礎を身につけた。
発信者としてのポジション作り
SEとしての知識を発信していくことで、同じスキルを持つSEとは違う価値が出てくる。単価交渉の材料になることもあれば、コンテンツ収益につながることもある。
フリーランスSEに向いている副業の種類
①HP制作・Web制作
クライアントのホームページやランディングページを作る仕事だ。
インフラSEはフロントエンドが弱い場合が多いが、Claude Codeを使えばHTML/CSS/JavaScriptで完成度の高いサイトを作れる。
単価の目安:
- シンプルなHTMLサイト:3〜10万円
- WordPressカスタマイズ:5〜15万円
- 本格的なWebアプリ:20万円〜
クラウドワークス・ランサーズ・ ococoなどのプラットフォームで受注できる。
②技術ブログ・情報発信
SEとしての知識をブログやSNSで発信して、広告収益・アフィリエイト収益を得る。
インフラSEの知識(RHEL・JP1・設計書の書き方等)は、初心者向けの情報よりは読まれにくいが、同業者・学習者には需要がある。
このブログはGitHub Pages + Next.jsで無料で運用している。
③note有料記事
SEの実践ノウハウを有料記事として販売する。
「詳細設計書のテンプレート」「移行計画書のフレームワーク」「RHEL初期設定チェックリスト」などは、同業者にとって価値がある。
noteは月500〜3,000円程度の有料記事を販売しやすいプラットフォームだ。
④技術系フリーランスプラットフォームでの副業案件
シューマツワーカー・ITプロパートナーズなどのプラットフォームでは、週1〜2日程度の副業案件がある。
メイン案件が平日常駐の場合、土日や夜間に対応できる副業案件を探す。リモートワーク可能な案件が増えてきているため、選択肢も広がっている。
副業を始めるタイミングの判断
メイン案件が安定していること
副業を始めるには、メイン案件が軌道に乗っていることが前提だ。メイン案件が不安定な状態で副業を追加すると、両方中途半端になる。
メイン案件で「余力がある」と感じるようになったら、副業に使う時間を作れる。
種類を絞って始めること
最初から複数の副業を始めようとすると、どれも中途半端になる。一つ選んで、軌道に乗せてから次を考える。
最初の副業に向いているのは「継続的に時間を取られない」もの。ブログやnoteは自分のペースで進められる。
確定申告の準備を先にする
副業収入が年間20万円を超えると確定申告が必要になる。最初から会計ソフトを使って収支を記録しておく。
フリーランスで青色申告をしているなら、副業収入は事業収入として一緒に管理できる。
実際にやっていること
現在手を動かしている副業の内訳:
情報発信(このブログ・note・Instagram) SEとしての知識・Claude Code活用・フリーランスのノウハウを発信している。直接的な収益より、将来的な収益の基盤作りとして位置付けている。
Webサービス・ツール公開 Claude Codeを使って無料ツールを作り、公開している。
ツール経由でブログやnoteへの流入を増やすことを目指している。
まとめ
フリーランスSEが副業を始めるポイント:
- メイン案件が安定してから始める(副業で本業を崩さない)
- SEスキルを活かせる副業を選ぶ(HP制作・ブログ・有料記事等)
- 一つに絞って軌道に乗せる(最初から複数は中途半端になる)
- 収支記録は最初から行う(確定申告で慌てない)
副業は「今すぐ稼ぐ」より「収入の柱を増やす」という長期的な視点で取り組む方が続きやすい。